天使のお便り 翼の国へ


天使のお便り 翼の国へ 第1回 「きたのじゅんこの誕生」

まねき猫です。

これから、何回に分けて、きたのじゅんこ先生の絵画の世界についてのお話をしたいと考えています。
これを契機にいろいろなことに興味を持っていただければ幸いです。

なお、本内容は雑誌当で調べた内容を元に正確を期していますがあくまで、まねき猫の責任において 述べることで、本件についてきたの先生に問い合わせることのないようにお願いします。

まずは、きたの先生の出発点か話を始めましょう。
きたの先生は東京都練馬区に生まれ。魚座、血液型はO型。 小さいころから油絵を習うかたわら、漫画を描いていました。 高校の三年間は漫画研究会に所属、好きな漫画家は萩尾望都や大島弓子。漫画と同時にファンタジーや SFに興味を持ち、ギュスターブ・モローやウイリアム・ブレイク、バーン・ジョーンズの絵に惹かれていました。
絵を描く楽しさ特に人の表情を描くことが楽しく、このことが現在の作品にも現れています。描くことは、 ごく日常的なことで、専門家にならなくても続けていこうと考えていたそうです。

その後、教師になろうと、東京学芸大学美術科に入学。学生時代をすごした狭山の丘、その後の武蔵野の 森と自然に親しむ生活しました。大勢に教えるのは自分に向いてないと考え、 大学4年生のとき兵庫県、 西宮市大谷記念美術館の絵本コンクールで入選し、その作品を見た出版社より絵本製作の依頼を受け、 プロの絵描きの道に進むことにしまし。

卒業後は、教材やドリルを出版する会社で就職。そこで、小さなイラストを描く仕事をはじめます。
そのなかで、水彩色鉛筆を使い始めました。それは、学生時代に使用していたパステルでは小さな絵には不向きで保存もむずかしいという欠点が あったためで、適した画材を探して水彩色鉛筆に出会ったのです。
その後、フリーのイラストレーターとして独立。児童絵本や教育関係の出版物を中心に仕事を続け
ていました。 そして、愛読していた雑誌「詩とメルヘン」のイラストコンクールに色鉛筆の作品を応募し、 1983年第2回のコンクールで受賞、現在のような水彩色鉛筆をつかった作品がメインになっていきます。

  このようにして、きたのじゅんこ先生がイラストレーターとして歩みだしたのです。
そしてここまでの歩みがその後の作品世界を生み出す原点になったのです。

次回は「自分のスタイルの確立」についてのお話をします。

参考文献
  美術出版社 色鉛筆 ISBN4-568-50161-X
  朝日出版社 水彩色鉛筆が入門 ISBN4-255-00252-5

2005/08/05



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