夢の宝石箱

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セイ・ルーさん作 聖夜―生誕―

 

<セイ・ルーさんからのメッセージ>

  私がきたの先生の絵に出会ったのは、『ミーアとマンマンデーの森』という本でした。

 小学生の頃から本好き・絵好きだった私は、挿絵で本を選ぶくせがありました。 何気なく取ったその本の表紙を見た時、本当に強く心が惹かれたんです。特に印象的 だったのが桜の木の精の挿絵でした。 「ああ…いいなあ。こんな風に描けたらなあ」と何度も思いました。図工で模写をする事があって、題材に迷わずその桜の木の精の絵を選んだぐらい印象的でした。

 2度目に出会ったのも本当に偶然でした。中学生の頃、通っていた皮膚科でたまたま手に取ったのがきたの先生の画集『月の雫』(旧版)だったんです!画風を見た時 ピーンときました。「この感じの絵は昔見たことある!」と。 『ミーアと…』を読んだ頃はまだ小さくて、誰が描いた絵だったのか確認してなかっ たんです。 画集の最後にその本の名前が書いてあったので、「やっぱり」と思いました。

 以来、ずっときたの先生のファンです。『翼の国へ』が、先生の画集で買った初めて の画集です。

 
きたの先生とその絵たちが輝きを放ちつづけますように。そんな願いを込めて「聖夜 ―生誕―」を贈ります。